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井戸ポンプは難しそうに見えますが、実はすごく簡単な構造をしています。構造を知っていれば、簡単に修理が可能ではないかと思います。


ガチャポンには、ピストンと底に弁が2箇所あります。ピストンについた弁をA、底についた弁をBとします。
呼び水について
呼び水は、水によって乾燥したピストンの皮を膨張させることによって気密性を高め、弁Aを確実に塞ぐために行います。これによって、配管内部からの空気を抜き取り、必要な真空状態をつくりだします。まさに水が水を呼ぶわけですが、魔法のようですね。
水を圧送する仕組み(月星号など)

月星号は、密閉された構造になっているため、くみ上げられた水が、そのままポンプを押し上げる力によって押し出される仕組みになっています。口の先に浄水器をとりつけたり、ホースをつけて水を散水したりすることができるようになっています。
手押しポンプはどのくらいの深さから組みあげられるのか?
シリンダーの内部がピストンの上昇により真空状態なることから、井戸水面にかかる大気圧(1気圧10m)が水を配管内に押し上げることになります。汲み上げる水が10mまであがると配管の中の水の重さと平衡してしまいますので、限度は10mとなります。実際にはメーカーは効率性などから7mから8mまでを限度としております。これは、電動式のポンプでも同様です。
ワンポイント:高地になるほど吸い上げる能力は低下します。
| 高度 (海抜m) |
0 | 100 | 200 | 300 | 400 | 500 | 1000 | 5000 |
| 気圧 (水銀柱cm) |
76.0 | 75.1 | 74.2 | 73.3 | 72.4 | 71.6 | 67.4 | 63.4 |
| 理論上の 吸上げ高 |
10.33 | 10.2 | 10.08 | 9.97 | 9.87 | 9.7 | 9.0 | 8.6 |
| 水の温度 | 0 | 20 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 | 100 |
| 理論上の吸い上げ高 | 10.336 | 9.685 | 9.042 | 7.894 | 7.208 | 5.562 | 2.926 | 0 |
| 実吸い上げ高 | 7.0 | 6.5 | 4.0 | 2.5 | 0.5 | 0 | 0 | 0 |
「改著実用建築給排水設備」井上長治著、(有)昭晃堂 S38.5.15
さて、8mぐらいになるとどういう現象が生じるのでしょうか。感じとしては、ハンドルの先にゴムがついていて、引っ張られる感じになります。無理に動作させると、木玉(ピストン)の隙間から空気を吸い込んで「シュバッツ!」という音がします。同時にハンドルが空振りした状態になるので、危険です。7m程度の井戸でも最初の吸い上げ時にも発生します。
深井戸手押しポンプの仕組み

深井戸手押しポンプは
どうして水を汲み上げられるの?
シリンダー(ピストン)を井戸の水面にいれて水を持ち上げる。もしくは、水面から7m以内まで落とすためです。吸い上げる部分は7mまでで、後は持ち上げていることになります。持ち上げる方は、人間の力次第で、大気圧とは関係がありません。
左図は中間シリンダー形式のものです。
こちらは水面から7mのところまで中間シリンダーを下げてそこまでは大気圧でひっぱりあげます。そこから上は水を人力で持ち上げるようになります。