まずスパナを仕様して蛇口左下についているドレインプラグをスパナで左回りに回して外します。次にタンク上部のプラグを同様に左回りに回して外し、ホースを入れてタンクないを洗浄します。内部に溜まったホコリ、泥などをドレインから排出します。
経年するとタンクの塗装があせてきます。まず表面を触ってみてささくれやなどがあるようでしたら、紙やすりなどで表面をやすりがけします。次に水性塗料を使用して塗装を行います。このときにべた塗りをせずに木目の美しさをそのまま活かすように塗装を行うのがポイントです。しっかりやすりがけ・塗装を行えば新品時と同じ美しさを取り戻します。
樽200年シリーズはお酒の熟成用として使用されていたため、お酒の成分が残っており匂いがついていることがあります。樽によって匂いの強さは異なりますが、ほとんどの樽がそこまで気にするほどのものではありません。ただ中には夏場になると匂いが気になるがあります。その場合は家庭用洗剤などを入れて一度内部を洗浄するとだいぶ匂いが気にならなくなります。また匂いは使用していくうちに薄れていきます（２〜３年程度でなくなります）。
タンクの内部は火で焼かれて炭化しています。そのため、ごく稀に剥がれた炭が蛇口につまる場合があります。以前使用した時よりも明らかに水の出が悪くなった場合には炭がつまっている可能性がありますので一度蛇口を外して洗浄を行います。
樽の部材は厚く、冬季でも凍結の心配はありません。ただし、蛇口は凍結により破損する恐れもありますのでタオルなどの保温材を巻くようにしてください。
取水装置は半年に１回程度の頻度で、内部のフィルターを取り出し水洗いを行います。