ハーブバス
  皆様いかがおすごしですか。梅雨どきは、じめじめと憂鬱になることもありますが、そんな時こそ身も心もすっきりさっぱりと。今回は、ゆっくりつかれば気分さっぱり、肌スベスベのハーブバスについて、おはなししましょう。

古くはしょうぶ湯やみかん風呂、近頃は、かるく千をこえそうな種類の入浴剤を、楽しんでいらっしゃる方も多い事でしょう。ハーブバスは、昔からの西洋の知恵、天然自然の入浴剤です。柔らかい色、香り、肌触りを加えて、いつものお風呂タイムをもっと楽しい時間にできますよ。では、三つに分けてご説明しましょう。

「1」庭のつみたて、フレッシュブーケのハーブバス

大きく育った枝をそのまま数本、よく洗って汚れを落としてから、かわいいリボンで束ねます。緑の濃淡のブーケは爽やかでいいものですが、彩りを添えるため、バラを一輪(トゲは抜いて!)中心におくと、しゃれた花束のようでとてもロマンチックです。

無農薬オレンジの皮をらせんにむき、それを浮かべても華やかです。  バラはリラックスに、オレンジはさっぱりすっきりするので、ハーブもそれに合わせるとより効果が期待できると思いますが、その日の気分でいろいろ組み合わせて遊んでみてください。下にざっと書き出してみますと、  

*リラックスに。よく眠りたい時に。 ・ラベンダー・ローズマリー・マジョラム・カモミール・リンデン  

*朝風呂に。リフレッシュに。 ・レモングラス・レモンバーム・ミント各種。・タイム・セージ・マリーゴールド これらを、単品でも、よくばっていくつもでも、湯船にふわりと浮かべて、優雅なバスタイムを楽しみましょう。


「2」ドライハーブをつかって

1・・・沸騰直前で火をとめて、さましたハーブ液を1リットル位、お風呂にいれます。濃いハーブティの中につかっているような気分です。
2・・・ドライハーブを袋に入れて、それをお風呂に入れ、手でもみます。市販でたくさんありますが、家ですぐ作る方法として、


台所用生ゴミ袋に1/3カップのドライハーブを入れて口をリボンでしばる。
というもの。生ゴミ袋、と聞くとぎょっとしますが、今はきれいなものが出ていますので、さがしてみて下さいね。 これは本当に簡単な方法です。
ガーゼに包んでから、かわいい布袋に入れてもいいでしょう。ドライハーブはお湯の中で開いてくるので、布袋は大きめに、また、使ったあとの袋を洗うのが、葉っぱがはりついて一苦労なので、ガーゼごと捨てられるようにした方がいいとおもいます。

フレッシュブーケも、ドライハーブも、タンニンなどが浴槽に色をつける事があります。風呂釜はいためませんが、お風呂からあがる時はお湯をおとして下さい。

「3」エッセンシャルオイルを使って



ハーブのエッセンシャルオイル 「精油」はとてもすぐれものです。お湯に直接3〜5滴落とし、あとはゆっくりつかるだけ。これは浴槽を汚す事もありませんし、精油が全身になじんでしっとりします。
ただ、お湯をはねとばして目に入れないように、又、オイルを入れすぎてかえって香りが強烈すぎて、気分が悪くならないように注意して下さいね。
 ハーブバスの心地よさは、一度やったらやみつきになる程です。仕事や子育てで思うようにいかない時など、いろんなストレスから自分を解き放ってあげましょう。
好きなものに囲まれて、頭も身体もカラッポにしたあとで、だんだんと明日への力が満ちてくるのが感じられます。みなさまもぜひ、この至福の時間をお試しください。






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